喪主の妻が見た、看取りから通夜葬式の流れ!

悲しみより忙しいでみんなどっと疲れる!!

皆さま暑い中どうお過ごしですか?ワタクシは8月の初めに夫の父を亡くし葬儀やなんやでバタバタしておりました。義父はここ2年ほど病を患っており、義母の懸命な看病の元、精一杯頑張ってから空に旅立ち、多分今は空でお酒を飲んで大宴会していると思います。義母は義父を最後まで家で看たいと言い、夫や夫の妹も協力してお家での看取りとなりました。
ででで、その後です、いやもう亡くなったその日から、悲しむ間もなくあれやこれやあれそれそれあれ!ワタクシは長男の嫁という立場ですが、いやもう大変だ!ってことがたくさんありました。これは体験してみないとわからないことだろうし、むやみに人に聞けないし、ここにワタクシが体験したことを事細かに記しておきます。こちらを読んだ方がどなたかを見送る際に少しでも慌てず心安らかにいられたらと思います。参考になれば幸いです。

〇〇家葬儀スケジュール

1日目 看取り

自宅にて看取り(主治医により死亡確認)
身内に連絡、集まる(地味な格好で行け)
葬儀屋さんに連絡
ヘルパーさんが来て借りていたベッドや医療器具を回収
葬儀屋さんが来て葬儀会場・火葬場・お寺の予約を取る
☆葬儀が多く火葬場や葬儀場の予約がすぐに取れなかったし、火葬が先になった。
☆暑さと葬儀まで時間があるため納棺を早めるとの事、でも予約がいっぱいで明後日に。
☆家族葬か迷うも、交友関係の広い人だと家族葬にすると、後から自宅に香典を持った方たちが押し寄せ、対応がかなり大変らしく告別式開催を決定。
お寺に行き戒名を決めたり、お布施や必要な物を聞く。

喪主の妻の仕事

お茶出し お昼ごはんの買いだし 電話番 メモ係

2日目

来客にご挨拶とお茶出し(結構来る)
遺影に使う写真を探す(正面向いた良い感じの写真)
棺に入れるものを探す(服・思い出の品)
葬儀屋さんと打ち合わせ
 ☆棺、遺骨入れ、花籠、お花、霊柩車使うかなどカタログから選ぶ。通夜葬式に最後まで残る親族のだいたいの人数を割り出す。香典返しの品物を決める。
 ☆コロナの影響で通夜や初七日法要後に行う会食(通夜振る舞い、精進落とし)をしないことに決定。その代わりに通夜ではお弁当を、初七日法要後には乾麺のうどんを親族に配る
 新聞に載せるか決める。告別式を行うため載せた。
 葬儀屋さんに渡された故人とのエピソード用紙を記入
 夫は喪主なので、喪主あいさつを通夜と告別式用に2種類作成、練習。

喪主の妻の仕事

お茶出し お昼ごはんの買いだし 電話番 メモ係

準備しておくもの

夫 喪服・ネクタイ・ベルト・靴・靴下・数珠・白いハンカチ
妻 喪服・靴・ストッキング・数珠・ネックレス・バック・白いハンカチ

3日目 納棺の儀

葬儀屋さんが来て自宅にて納棺。30分~1時間位。棺を家の中に入れるので障子を外すなど大掛かり。喪服ではなく普段着で行うも地味目な服装で。納棺して何かの装置で冷やしてもらうも部屋の温度を下げないためクーラー全快。

喪主の妻の仕事

お茶出し お昼ごはんの買いだし 電話番 メモ係

4日目・5日目

まだ決めてないことを決める。葬儀屋さんは基本毎日来て、冷却装置の点検やドライアイスの交換などを行ってくれます。来客も少しあり。

6日目 密葬の儀・火葬・通夜

喪服に着替えて来客にお茶出し。
13時30分、自宅にお坊さんが来て密葬の儀を執り行う。30分くらい。親戚がたくさん集まり部屋ギュウギュウの中正座。故人の好きだったものを入れる。(入れられないものあり葬儀屋に従う)家から棺を出すので障子を外すなどの大掛かり作業。霊柩車は使わなかった。 
全員で火葬場に。
2時15分から16時位まで火葬場にて火葬。火葬中は義母、夫、夫の妹はお坊さんと話しているので他の親戚と1時間半ほど共にする。火葬後お骨をもって通夜会場へ。
通夜までの時間、親族控室にてお茶出し。17時から受付開始し18時通夜開始。来場者のお焼香の間お辞儀を繰り返す。
通夜終了後、残っている方々にご挨拶と親族にお弁当を渡し19時ごろ解散。お骨は家に一度持ち帰るので、式場には泊まらなかった。

☆一度家を出たら通夜が終わるまで家に帰らないので、戸締りや忘れ物が無いようにする。なんでも早め早めに行動する。

7日目 葬儀告別式・初七日法要

9時20分、喪服に着替えお骨や遺影など必要な物を持ち式場へ。葬儀告別式までの時間、親族控室にてお茶出し。10時より受付開始、その後案内に従い席に着く。12時終了。親族にうどんを配り、初七日法要の為親族だけお寺に移動。
お寺にて初七日法要。お坊さんに従って執り行う。30分ぐらい。その後解散。
1時30分ごろ自宅に帰ってくる。お昼時なので一緒に帰ってきた親戚の分もお昼ごはんの買いだしに行く。帰宅する親族を見送り、夜に自分も帰宅。

忘れてしまった所もありますが、だいたいこんな感じだったと思います。ところで、ワタクシが体験し何が大変だったかと言いますと、移動です。我が家は車がないので夫の実家まで徒歩→電車→バスまたはタクシーか徒歩で1時間以上かかります。この猛暑の中結構これは堪えました。それと、昼間いろんな方々と会ったり、気を遣う場面が多く脳が働きすぎて夜全然眠れず、睡眠不足と暑さで熱中症にならないかちょっと不安でした。夫はというと、あんまり覚えていないそうです。ただ、通夜や告別式に来てくれた方々とあまり話が出来ず残念だったとは言っております。

最近、義実家の周りでは葬儀が多く、納棺や火葬などの順番が前後しましたし、コロナのせいで昔とやり方が変わていたり、そもそも宗派によってはまたいろいろ異なってくると思います。今回、身近で体験してみないとわからないことがたくさんあるんだなと思いました。それと近くで見ていて、故人を見送るのはとっても悲しいし寂しいですが、一番身近な親族は忙しくてそれどころじゃないというのが現実でした。でも、すべて無事に済みましたし今は夫婦でホッとし、今まで通りの日常に戻りつつあります。もしこちらを読んで、こんな感じなんだ~とか参考になったなどと思ってくださったら幸いです。

忙しくてバタバタしていましたが、食事だけはしっかりとる夫婦(むしろこういう時だからたくさん食べて置こうタイプの2人)の為逆に太るなど致しました。ダイエットの開催をここに宣言いたします!ワタクシは3キロほど痩せます!

では、長々お付き合いありがとうございました。次回もお楽しみに!